2019年10月からの増税も2ヶ月を切りました。
6/27のyahooニュースなどに、楽天やyahooがキャッシュレス・ポイント還元事業に参画するというニュースが出ていました。
2019年10月の消費税10%への引き上げと同時に、キャッシュレス決済を行った場合に最大5%のポイントを還元する政府のキャッシュレス・消費者還元事業(ポイント還元事業)に、楽天の「楽天市場」、ヤフーの「Yahoo!ショッピング」が参加する。
ポイント還元事業の対象となる中小・小規模事業者の出店者は、国の施策による買い物客へのポイント還元に加え、クレジットカード決済手数料の負担減といった恩恵を受けることができるようになる。
大手モールの参画によって、ポイント還元による消費喚起がネット通販でも活発化しそうだ。
つまり、消費者が「楽天市場」のポイント還元の対象となる店舗で商品を購入する際、クレジットカードで決済した場合に購入金額の5%分のポイントが還元されることになります。
楽天カードで決済した場合は楽天ポイントが5%付与されるそうです。
基本的に、そもそも通常時からもらえるSPU↑(スーパーポイントアッププログラム)などのポイントとは別にさらにポイントがつくはずなので、消費者にはかなり嬉しいですね。
今回のポイント還元事業で、消費者へのポイント還元の対象となる店舗は、規定に合う中小企業・小規模事業者であることが条件になります。
でも、消費者からすると、楽天市場に出店しているお店のなかで、どのお店が5%還元対象店か現段階では把握できません。
10月1日以降は、対象のお店の商品ページには「キャッシュレス5%還元」というような表記がつくようです。
増税前に買うのと、増税後に買うのどっちがお得?
消費者としては、増税前に商品を購入してしまうのと、ポイント還元を見越して増税後に商品を購入するの、どっちがお得かが気になりますよね。
前提として、楽天市場で購入するなら、買いたいものを売っているお店がポイント還元対象店かまず問い合わせるなりして聞いておかないとわからないですが…。
例えば、1万円の商品を購入する場合。
【消費税8%の場合】
10,000×8%=10,800円
【消費税10%の場合】
10,000×10%=11,000円。
どうやら税込みで支払った総額に対して5%の還元になるようなので、11,000円の5%は550円。
この550円が、クレジットカードや電子マネーなどキャッシュレス決済サービスの「ポイント」として後日還元されます。
つまり実質10,450円分で購入することができる。
結論としては、ポイント還元になるなら、消費税10%になる10/1以降に買ったほうがお得。
【増税後の方がいくらお得か】
- 10,000円の場合350円分お得
- 30,000円の場合1050円分お得
- 50,000円の場合1750円分お得
- 10万円の場合3500円分お得
ただ、軽減税率との絡みがあったり、ポイント還元なのでそのポイントには有効期限があったりするので、実際はお得かどうかの判断は複雑です。
限度額があるので要注意
日本経済新聞の記事によると、クレジットカード業界が還元額の上限を共通で設けることになったそうです。
ポイント還元の上限はカード1枚につき1ヶ月に15,000円分までが目安になるらしいです。
つまり単純にすべて5%還元の商品ばっかり買ったとしても、1ヶ月30万以上購入すると還元されません。
30万以上の大きな買い物をこの機会にしても、15000円以上は還元されないので要注意です。